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福岡県小倉生れ。小倉中学を中退して上京、本格的に絵を学ぶ。
一九二〇年、創刊されたばかりの「新青年」で挿絵を描きはじめる。その後、表紙も手掛け、二十七年にわたって描きつづけた。探偵小説の挿絵も多く、とくに小栗虫太郎「黒死館殺人事件」が有名。新潮社版の単行本の装丁も手掛けている。また、戦後は江戸川乱歩の光文社版少年探偵団シリーズの装丁を手掛けた。