ハガキ随想

電子書籍に望むこと

三田皓司

紙版と電子書籍の内容を統一せよ

 鮎川哲也賞受賞作「屍人荘の殺人」が気になって買いました。買ったのが紙版でなく電子書籍だったのが不幸の始まり。賞の受賞作だというのに、なんと選考経過や選評がついておりません! あぜんとしましたが仕方なく翌日本屋によってそこだけ立ち読みしてきました。
 電子書籍は1000冊以上買っておりますが、こんな経験は初めてでした。ふと気がついたことがあります。僕が買ったのはマンガばかり。推測すると著者以外の人に印税を払うのを嫌っているのでしょうか?

 こんなことだと解説のある小説は電子書籍では買えません!

 すべての電子書籍と紙版の内容を同一にしてもらいたいと強く思いました。