国立台湾文学館・北九州市立松本清張記念館連携展示
台湾ミステリーと松本清張

 近年、華文ミステリーが話題となっています。中でも新しい台湾作家の活躍は、日本をはじめ海外からも注目され始めています。
 台湾で読まれるミステリー作品の中には、日本の小説も多く含まれています。日本で人気の小説は、いち早く台湾の書店にも並び、多くの読者が新作を心待ちにしています。このような日本ミステリー人気のきっかけのひとつが、八〇年代の松本清張ブームでした。
 「台湾文学」というアイデンティティを獲得するまで、多くの苦難を乗り越えてきた台湾は、その課程において日本の文学を受容しました。その影響関係や、清張作品の受容、そこから進化を遂げた現在の台湾ミステリー、日本ミステリーの状況についてご紹介します。

会場
国立台湾文学館
松本清張記念館
期間
国立台湾文学館
二〇二二年七月二十九日(金)~十二月三十一日(金)
松本清張記念館
二〇二二年七月二十九日(金)~一〇月二十三日(日)※予定

構成
1.台湾文学について
2.台湾ミステリーの黎明期
3.台湾ミステリーと松本清張
4.松本清張について
5.現在の台湾・日本ミステリー
6.国立台湾文学館(台南市)・松本清張記念館(北九州市) 紹介
※上記を基本に、1、4については、自館の常設展示部分と重複する場合は省略する。また、付与したい内容があれば独自に付け加える。

その他
・開催年の二〇二二年は、清張没後三〇年にあたる。その記念事業の一環として開催するもの。
・台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都港区虎ノ門)でも関連イベント開催。

【問い合わせ先】
〒八〇三-〇八一三
北九州市小倉北区城内二-三
北九州市立 松本清張記念館
TEL
〇九三-五八二-二七六一