囲碁

囲碁大会報告

 去る3月17日、市ヶ谷の日本棋院で、第十二回目の、日本推理作家協会囲碁大会が行われました。
 参加者十名。(ひとり、欠席が出たので、最終的には九名になりましたが。)これは、主催者側としては、非常に頭が痛くなる数字でした。(通常のトーナメントが、とても組みにくい人数なんです、十人って。普通にトーナメントにすると、第一回戦不戦勝のひとの数がかなり多くなってしまうので。)
 そこで、いささか変則的なトーナメントに致しました。(一回戦で勝ったひとをAグループ、負けたひとをBグループにします。Aグループは、このあと、普通のトーナメントを戦います。Bグループは……申し訳ないんですが、ここで、敗者復活戦なし、公式戦から抜けていただいて、あとは、時間が許す限り、空いているひと同士、好きに碁を打つっていうことで。)結果として、今回、優勝者は竹本健治さん。準優勝、西上心太さん。

 ところで、前回の大会くらいから、うちの囲碁大会、優勝商品がお菓子になっております。(最初のうちは、対局時計とか、かなり高額な囲碁のソフトとか、「欲しいんだけれど高いから買わない」って囲碁関係のものを賞品にしていたのですが……どうも、あの、優勝する方が、かなり固定化している感じがありまして……優勝者が、「あ、これ、前貰ったからいらない」っていう事態が繰り返され、早い話、かなり下の順位の方まで、高額賞品行き渡ってしまったんです。で、去年から、「高いから自分では買わないであろうお菓子」を、賞品にしてみました。お菓子なら、まあ、食べるものだから誰かが食べてくれるだろうし。
 そういう意味で。今回の目玉は、コンペイトウ! 多分、今、日本で一番高いコンペイトウです。(買いに行ってみて驚いた。なんとこれ、ガラスケースにはいっていて、「手を触れないでください」ってものだったんですよねー。けど、ものは、コンペイトウだよ? ガラスケースの中に鎮座している、手を触れてはいけないコンペイトウって……それ、何?)
 ところが。これが、うけなかった。他に、チョコレートや焼き菓子や海老の形になってるお高いエビセンや果物ゼリーなんかがあったんですが……最初に優勝者の竹本さんがチョコレートを手に取り、あとはみんな、「じゃ、焼き菓子で」「しょっぱい方がいいから、エビセンかな」「娘が好きだからゼリーで」……。
 ……次からは、また、賞品……考えます……。

 話はまったく変わるのですが。
 日本推理作家協会囲碁同好会。
 常に、新人さん、募集中です。
 同好会内部にいる、私が言うのも何なんですが。
 うちの同好会くらい、初心者に優しい同好会は、他にないと思います。
 本当の初心者。囲碁がまったく判らないひと。そういうひと、OKです。(というか、うちの同好会、 そういうひとが、半分超えてます。)「囲碁っていうのはね、まず、黒が打って、次に白が……」って、 そんなレベルから、話始めてます、うちの同好会。(勿論、強い方、打てる方も、大歓迎です。)

 御興味がありましたのなら、推理作家協会事務局まで、御連絡をよろしくお願い致します。(文責・新井素子)