お知らせ
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協会賞・翻訳部門のニックネーム(愛称)募集についてのお知らせ
先に行いました『日本推理作家協会賞・翻訳部門のニックネーム(愛称)募集』では、多数のご応募をいただきありがとうございました。
現在、みなさまから寄せられた案を含めまして、検討委員会にて議論を進めておりますが、決定までに少々時間を要しております。
そのため、当初11月1日に開催いたします〈江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞の授賞式〉でのお披露目を予定しておりましたが、順延させていただきます。
それに伴い、抽選でお送りする記念品の発送も遅れますことをお詫びします。
現時点で、愛称の発表、記念品の発送は、本年12月中を予定しております。
長らくお待たせをいたしまして、大変申し訳ありません。
今しばらく、お待ちください。
(なお、募集は、8月31日をもちまして、締切とさせていただきました。記念品当選者の結果発表は、発送をもってかえさせていただきます)
森村誠一展「小説(ミステリ)」を生きた男の肖像
1970年代まで、日本の文壇の主流を占めていたのは「純文学」であり、ミステリやSFなど娯楽性の高い作品は「大衆文学」として軽んじられてきました。それから半世紀を経た現在、大衆文学は「エンタメ」と呼ばれ、今や日本の文学・出版界の中心を成しているといって過言ではありません。
こうした戦後ミステリの黎明期にデビューし、驚異の執筆ペースと圧倒的な人気によりミステリの地位を押し上げたのが森村誠一でした。大学時代は北アルプスを中心とした登山に明け暮れ、その後、ホテルマンを約10年経験してから作家となった森村にとって「本は売れなければ意味がない」ものであり、時世を反映し、出版社や編集者の需に応え、何より読者の期待に応じて生み出した400タイトルもの作品は、まさに「作家の証明」でした。
本展は森村没後1周年に合わせて開催する回顧展です。森村が作品の中で描いた魅力的な登場人物に焦点を当て、社会の歪みや人間の欲によって引き起こされる事件に向き合う姿に迫ります。また、作家は時代を写す存在だと語り、自らの老いまでも赤裸々に綴り亡くなる直前まで「小説家」でありたいと願ったその実像に迫ります。
開催概要
会期
2024年
10月19日(土曜日)から
12月22日(日曜日)
午前10時から午後5時
関連グッズの販売は
午後4時45分まで
休館日
月曜日(ただし、11月4日は開館)
11月14日(木曜日)
12月12日(木曜日)
会場
町田市民文学館ことばらんど
会場アクセス
JR横浜線「町田駅」
ターミナル口から徒歩8分
小田急線「町田駅」
東口から徒歩12分
神奈川中央交通バス、町田市民バス「まちっこ」
「原町田四丁目」停留所から徒歩2分
自転車での来館
職員通用口側に駐輪スペースが9台分あります。正面入り口側には駐輪スペースはありません。
車での来館
ご利用できる駐車場はありません。
お車でお越しの際は、お近くの有料駐車場をご利用ください。
観覧料
当協会の会員証を受付で提示しますと
入場券をいただけます
一般:600円
高・大学生:300円
中学生以下:無料
10月19日(土曜日)
10月27日(日曜日)
11月3日(日曜日)
は観覧無料
障がい者手帳等をお持ちの方と、付き添いの方1名は、通常料金の半額でご入場いただけます。
手帳等をカウンターにてご提示ください。
また、会期中関連イベントも開催されます。詳しくは公式サイトでご確認ください。
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/morimura.html
第77回日本推理作家協会賞受賞作の選評と経過が登録されました
〈日本推理作家協会賞・翻訳部門賞〉の愛称募集について
日本推理作家協会では、協会創設以来の歴史を誇る〈日本推理作家協会賞〉に〈翻訳部門賞〉を設け、その年に日本国内で刊行されたもっとも優れた海外ミステリを選び、作者および翻訳者を表彰しています。
昨年、今年と二度にわたる賞の試行を行い、通算3回目となる来年、〈日本推理作家協会賞・翻訳部門賞〉はいよいよ正式に新たなスタートを切ります。
この記念すべき節目にあたり、推理作家協会では新たな部門賞の愛称(ニックネーム)を募集することとなりました。
この翻訳ミステリの賞にふさわしい、親しみやすい愛称(ニックネーム)を、ご一緒に考えてみませんか?
みなさんから寄せられた案を参考に、選考の結果は今年11月に開催予定の江戸川乱歩賞と日本推理作家協会賞の合同授賞式にて発表を予定しています。
応募者全員の中から抽選で差し上げる、ささやかな賞品も用意いたしました。
みなさまの応募を心からお待ちします。
(応募資格)
どなたでもご応募いただけます
(募集期間)
2024年7月15日から8月31日まで
(賞品)
「泡坂妻夫デザインのトランプ(2組セット)」(30名様)ほか
※当選者の発表は、賞品の発送(秋ごろを予定)をもって替えさせていただきます
(応募方法)
下のQRコードの応募フォームに記入してください
第77回日本推理作家協会賞受賞作決定
第77回日本推理作家協会賞の受賞作が決定いたしましたので、お知らせします。
長編および連作短編集部門
『地雷グリコ』青崎 有吾 (KADOKAWA)
『不夜島(ナイトランド)』荻堂 顕 (祥伝社)
短編部門
「ベルを鳴らして」坂崎 かおる(講談社『小説現代7月号』)
「ディオニソス計画」宮内 悠介(東京創元社『紙魚の手帖vol.14』)
評論・研究部門
『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション
戦後翻訳ミステリ叢書探訪』
川出 正樹(東京創元社)
『江戸川乱歩年譜集成』中 相作・編 (藍峯舎)
試行第二回翻訳部門
『トゥルー・クライム・ストーリー』
ジョセフ・ノックス 池田 真紀子 訳(新潮社)
選考委員(敬称略、五十音順)
長編および連作短編集部門
芦辺 拓、宇佐美 まこと、喜国 雅彦、月村 了衛、葉真中 顕
短編部門、評論・研究部門
今野 敏、柴田 哲孝、恒川 光太郎、湊 かなえ、柚月 裕子
試行第二回翻訳小説部門
阿津川 辰海、斜線堂 有紀、杉江 松恋、三角 和代、三橋 曉
協会員の皆様へ
「立場が弱くて交渉できない」「法的なことがわからない」などの悩みを抱えたことはありませんか? 出版社とのトラブルであれば当協会が間に立って仲裁することもできますが、それも話し合いで済む段階の話で、訴訟沙汰になれば弁護士さんの力を借りるしかありません。まして相手が出版社以外、テレビ局や映画会社、映像製作会社である場合は、当協会の仲裁も意味を成さない可能性が高くなります。
そこで、法的なトラブルを抱えたときに弁護士さんにコンタクトしやすくなるシステムを構築することにしました。力になってくれる弁護士さんを募り、リスト化しておくので、当協会に相談していただければ無償でご紹介できます。
ご支援いただける弁護士さんの募集・リスト化は随時進めてまいります。トラブルなどないことが一番ですが、もし巻き込まれてしまった際には、そうしたシステムがあることを思い出し、当協会事務局までご相談ください。
第77回日本推理作家協会賞概要
選考会日時
2024年5月13日(月)15時より
選考委員(敬称略、五十音順)
長編および連作短編集部門
芦辺拓、宇佐美まこと、月村了衛、葉真中顕、喜国雅彦
短編部門、評論・研究部門
今野敏、柴田哲孝、恒川光太郎、湊かなえ、柚月裕子
候補作(五十音順、敬称略)
〈長編および連作短編集部門〉
『地雷グリコ』青崎 有吾(KADOKAWA)
『アリアドネの声』井上 真偽(幻冬舎)
『焔と雪 京都探偵物語』伊吹 亜門(早川書房)
『楽園の犬』岩井 圭也(角川春樹事務所)
『不夜島(ナイトランド)』荻堂 顕(祥伝社)
〈短編部門〉
「一七歳の目撃」天祢 涼(別冊文藝春秋3月号掲載)
「夏を刈る」太田 愛(光文社『Jミステリー2023 FALL』収録)
「消えた花婿」織守 きょうや(オール讀物7月号掲載)
「ベルを鳴らして」坂崎 かおる(小説現代7月号掲載)
「ディオニソス計画」宮内 悠介(紙魚の手帖vol.14掲載)
〈評論・研究部門〉
『舞台の上の殺人現場 「ミステリ×演劇」を見る』麻田 実(鳥影社)
『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 戦後翻訳ミステリ叢書探訪』川出 正樹(東京創元社)
『江戸川乱歩年譜集成』中 相作・編(藍峯舎)
『謎解きはどこにある 現代日本ミステリの思想』渡邉 大輔(南雲堂)
昨年より試行を開始した翻訳部門についても昨年同様、今年も他三部門と同日に選考会を行います。
試行第二回翻訳部門選考委員(敬称略、五十音順)
阿津川辰海、斜線堂有紀、杉江松恋、三角和代、三橋曉
〈試行第二回翻訳部門候補作〉(翻訳者五十音順、敬称略)
『厳冬之棺』 孫 沁文・著 阿井 幸作・訳(早川書房)
『トゥルー・クライム・ストーリー』
ジョセフ・ノックス・著 池田 真紀子・訳(新潮社)
『頰に哀しみを刻め』
S・A・コスビー・著 加賀山 卓朗・訳(ハーパーコリンズ・ジャパン)
『哀惜』 アン・クリーヴス・著 高山 真由美・訳(早川書房)
『死刑執行のノート』 ダニヤ・クカフカ・著 鈴木 美朋・訳(集英社)
また、受賞作の決定後、記者会見を同日18時より行います。
第77回日本推理作家協会賞試行 第二回翻訳小説部門 候補作ロングリスト
2024年1月15日、第77回日本推理作家協会賞試行第2回翻訳部門の候補作ロングリストを発表しました。
選出作品は以下の21作品。(翻訳部門予選委員は、逸木裕、荻堂顕、小山正、沢村凜、降田天(萩野瑛)の5名)
なお、3月上旬の予選会議にて最終候補作(5作)を選定し、5月13日の最終選考会にて最終候補作の中から受賞作を決定する予定となっています。
『処刑台広場の女』マーティン・エドワーズ(加賀山 卓朗訳)早川書房
『寝煙草の危険』マリアーナ・エンリケス(宮﨑 真紀訳)国書刊行会
『死刑執行のノート』ダニヤ・クカフカ(鈴木 美朋訳)集英社
『この密やかな森の奥で』キミ・カニンガム・グラント(山崎 美紀訳)二見書房
『哀惜』アン・クリーヴス(高山 真由美訳)早川書房
『頰に哀しみを刻め』S・A・コスビー(加賀山 卓朗訳)ハーパーコリンズ・ジャパン
『卒業生には向かない真実』ホリー・ジャクソン(服部 京子訳)東京創元社
『生存者』アレックス・シュルマン(坂本 あおい訳)早川書房
『厳冬之棺』 孫沁文(ソン・シンブン/スン・チンウェン))(阿井 幸作訳)早川書房
『記憶書店 殺人者を待つ空間』チョン・ミョンソプ(吉川 凪訳)講談社
『ハンティング・タイム』ジェフリー・ディーヴァー(池田 真紀子訳)文藝春秋
『昏き聖母(上下)』ピーター・トレメイン(田村 美佐子訳)東京創元社
『トゥルー・クライム・ストーリー』ジョセフ・ノックス(池田 真紀子訳)新潮社
『インヴェンション・オブ・サウンド』チャック・パラニューク(池田 真紀子訳)早川書房
『銃弾の庭(上下)』スティーヴン・ハンター(染田屋 茂訳)扶桑社
『恐るべき太陽』ミシェル・ビュッシ(平岡 敦訳)集英社
『嘘と聖域』ロバート・ベイリー (吉野 弘人)小学館
『ギリシャ・ミステリ傑作選 無益な殺人未遂への想像上の反響』ディミトリス・ポサンジス編(橘 孝司訳)竹書房
『ナイフをひねれば』アンソニー・ホロヴィッツ(山田 蘭訳)東京創元社
『公爵さまが、あやしいです 〈行き遅れ令嬢の事件簿1〉』リン・メッシーナ(箸本 すみれ訳)原書房
『ラヴクラフト・カントリー』マット・ラフ(茂木 健訳)東京創元社