囲碁

囲碁同好会第十回大会報告

新井素子

 三月二十日に、囲碁同好会の第十回大会を行いました。参加者は十三名。
 今までは、大会、二本立てでやっておりました。普通のトーナメント戦と、双葉組って呼ばれている新人さんの総当たり戦と。ですが、今回は双葉組の出席者が少なかったので、双葉組もトーナメント戦にくみこんでみました。そのせいで、双葉組と対戦するひとがどえらいことになってしまった大会でした。
 囲碁というのにはハンデがあります。棋力の差によって、弱い方のひとが、盤面に先に石を置けるんですね。ただ、置き石は、最大九個。(ボードゲームで、先に九手連続して打てるって、そりゃすっごいハンデだって判っていただけます?)
 ですが。本当に強いひとと初心者では、これでも勝負にならないんです。そこで、更に逆コミっていうハンデをつけました。逆コミ百目っていったら、上手のひと、ただ勝つだけじゃなくて、百以上の大差をつけて勝たないといけないの。
 私程度の棋力だと、逆コミ三十目って言われた瞬間、〝碁〟にならなくなってしまうんですが(とにかく無茶苦茶勝ちにいかないといけないから、無理手を連発して自滅します)、さすがに強いひとは、さくさく逆コミをクリアして。結構ちゃんとした大会になりました。
 結局、優勝は竹本健治さんでした。

 あ、あと、囲碁同好会、参加者募集中です。本当に初心者に優しい同好会です。
 興味を持った方は、推理作家協会事務局までご連絡ください。