四月ソフトボール大会報告
集英社 坂本栄史
4月20日(金)、真夏並みの好天の中、四谷駅すぐそばの外濠公園グラウンドにて、第●会大会が行われた。ミステリーズ11名、エディターズ14名で、プレイボール。
第1試合。1回表、先攻ミステリーズの河野選手・西上選手がエディターズのエース・山田投手の立ち上がりを捉え、2点先取。対するエディターズも、ミステリーズ吉野投手の手強い曲球に食らいつき、同点へ追いつく。
2回表、ミステリーズ延澤選手がソロホームランを放ち1点リード。その裏、奇跡が起きた。ランナーを1塁に置き、バッターは野球経験ゼロの東本選手(集英社)。試合前に「ソフトボールは全ポジションが下手投げでプレイするんですか?」と真顔で尋ねた宇宙人が、人生初打席で会心打! 打球は左中間を転々、1点を返すが、まさかのランニングホームラン目前の本人は、コントのように捕殺された。
3対3の同点で迎えた3回表、ミステリーズは庄村選手などのヒットで2点差へ。しかし勢いづくエディターズ、高田選手(徳間書店)・似田貝選手(KADOKAWA)の巧打で4点を返し、シーソーゲームの均衡を破る。
4回、この日2度目の奇跡が訪れる。ミステリーズ逢坂選手の逆転を期したフルスイングが、凄まじい打球となり山田投手を強襲! その勢いに弾かれた山田選手、倒れ込みつつ一回転、ジャッキー・チェンもかくやという華麗なアクションで見事に捕球! 今回の白眉ともいうべき一瞬の攻防であった。
その後、ミステリーズは、確変モードに入った延澤選手による2本目のソロアーチで1点差へ攻め寄り、6対7の1点差で最終回へ。
ここでまたも逢坂選手が魅せた。熟練の一振りで左中間を抜き、4回の雪辱を果たす同点ホームラン! だが、後続に運がない。そしてエディターズのセンター守備には運天選手(角川春樹事務所)がいた。運天選手が人生初のフライ捕球に成功するという、この日3つ目の奇跡を皆で目撃したところで、同点のまま攻守交替。
延長戦か、それとも……。緊張感溢れる中、エディターズはしぶとく出塁した松下選手(講談社)を、萩原選手(光文社)が気負わぬ一振りでホームへ返す! まさに鮮やかなサヨナラ劇! 3度の奇跡にも恵まれたエディターズが、稀に見る激戦をものにした。
2試合目。ミステリーズの本格右腕・木内投手が満を持して登板。その伸びやかな球筋に押され気味のエディターズは、単打に甘んじながらも毎回得点。対するミステリーズ、1試合目で精根尽きたか、高田投手を打ち崩せず、3回までゼロ行進。5回、4つの三振を奪いながらも味方の援護に恵まれなかった木内投手を、余力溢れるエディターズが猛攻撃! 結果、大差での試合終了となった。
おまけの3試合目も含め、後半戦は若さに優るエディターズの力押しとなったが、1試合目は記憶に残る好試合。両チーム怪我もなく、試合後に美味いビールが飲めたのだった。
第1試合。1回表、先攻ミステリーズの河野選手・西上選手がエディターズのエース・山田投手の立ち上がりを捉え、2点先取。対するエディターズも、ミステリーズ吉野投手の手強い曲球に食らいつき、同点へ追いつく。
2回表、ミステリーズ延澤選手がソロホームランを放ち1点リード。その裏、奇跡が起きた。ランナーを1塁に置き、バッターは野球経験ゼロの東本選手(集英社)。試合前に「ソフトボールは全ポジションが下手投げでプレイするんですか?」と真顔で尋ねた宇宙人が、人生初打席で会心打! 打球は左中間を転々、1点を返すが、まさかのランニングホームラン目前の本人は、コントのように捕殺された。
3対3の同点で迎えた3回表、ミステリーズは庄村選手などのヒットで2点差へ。しかし勢いづくエディターズ、高田選手(徳間書店)・似田貝選手(KADOKAWA)の巧打で4点を返し、シーソーゲームの均衡を破る。
4回、この日2度目の奇跡が訪れる。ミステリーズ逢坂選手の逆転を期したフルスイングが、凄まじい打球となり山田投手を強襲! その勢いに弾かれた山田選手、倒れ込みつつ一回転、ジャッキー・チェンもかくやという華麗なアクションで見事に捕球! 今回の白眉ともいうべき一瞬の攻防であった。
その後、ミステリーズは、確変モードに入った延澤選手による2本目のソロアーチで1点差へ攻め寄り、6対7の1点差で最終回へ。
ここでまたも逢坂選手が魅せた。熟練の一振りで左中間を抜き、4回の雪辱を果たす同点ホームラン! だが、後続に運がない。そしてエディターズのセンター守備には運天選手(角川春樹事務所)がいた。運天選手が人生初のフライ捕球に成功するという、この日3つ目の奇跡を皆で目撃したところで、同点のまま攻守交替。
延長戦か、それとも……。緊張感溢れる中、エディターズはしぶとく出塁した松下選手(講談社)を、萩原選手(光文社)が気負わぬ一振りでホームへ返す! まさに鮮やかなサヨナラ劇! 3度の奇跡にも恵まれたエディターズが、稀に見る激戦をものにした。
2試合目。ミステリーズの本格右腕・木内投手が満を持して登板。その伸びやかな球筋に押され気味のエディターズは、単打に甘んじながらも毎回得点。対するミステリーズ、1試合目で精根尽きたか、高田投手を打ち崩せず、3回までゼロ行進。5回、4つの三振を奪いながらも味方の援護に恵まれなかった木内投手を、余力溢れるエディターズが猛攻撃! 結果、大差での試合終了となった。
おまけの3試合目も含め、後半戦は若さに優るエディターズの力押しとなったが、1試合目は記憶に残る好試合。両チーム怪我もなく、試合後に美味いビールが飲めたのだった。