神奈川近代文学館 創刊101年記念展
永遠に「新青年」なるもの――ミステリー・ファッション・スポーツ――

 日本ミステリー史上に燦然と輝く傑作の数々を生み出した雑誌「新青年」は、一九二〇年に創刊され、一九五〇年までに四〇〇冊が刊行されました。創刊当初、「新青年」は地方の青年たちの啓発を目指した雑誌でしたが、歴代の編集者の手腕により、ミステリー・ファッション・スポーツの最先端を誌面に展開し、昭和初年には時代を牽引する雑誌へと躍進を遂げました。その精神は、現代の出版界にも大きな影響を与えています。
 創刊101年を記念する本展では、「新青年」を舞台に活躍した作家たちの軌跡を約六〇〇点の資料によってたどり、日本の大衆文化史上に一時代を築いた「伝説の雑誌」に迫ります。
【会期】二〇二一年三月二〇日(土)~五月一六日(日)
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