新年会開催
日本推理作家協会新年会が、一月二十七日(月)午後六時より、神田神保町の日本出版クラブにて開催された。
道尾秀介事業担当理事の司会進行で登壇した貫井徳郎代表理事は、「おめでとうございます。昨年は久しぶりだったのでたくさんいらして下さいましたが、今年も変わらず盛況で嬉しく思っています。昨年は立食形式のパーティーはこの新年会だけでしたが、今年は推理作家協会賞選考会の後、同じこの場所で、皆さんが平服で来られるような祝賀会を開こうと、先ほどの理事会で決まりました。受賞者と知りあいでなくても、お祝いしたい方は駆けつけて下さい。人と会える機会を増やしていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします」と挨拶。
次いで登壇した大森望氏の「私はもっぱらSFの仕事をしているので、推理作家協会の中では肩身が狭いのですが、今日は早川SFコンテストからデビューした有望な新人の挨拶もあるようで、SFも推理作家協会にいるぞということで乾杯」という発声で乾杯し、懇談の時間に移った。
会場には昨年に引き続き、自己アピールタイムに参加する近年デビュー作家のためのコーナーが設置され、著作やフライヤーなどが置かれ、多くの参加者が見入っていた。午後七時ごろから自己アピールが始まり、十六名の新人作家たちが次々と登壇し、短い時間ながら自己および自作のアピールをスピーチし、場内から大きな拍手を受けていた。
百八十名を超える出席者による熱気は、午後八時の閉会まで続いた。
登壇作家一覧(五十音順)
逢崎遊、麻根重次、浅野皓成、安孫子正浩、稲田一声(文書)、犬怪寅日子、井上先斗、織部泰助、金子玲介、神尾水無子、斎堂琴湖、篠谷巧、関かおる、永原皓、二礼樹、野中春樹、信国遥の各氏。また、急遽当日参加の睦月準也、カモシダせぶんの二名もアピールをおこなった。