今だに手書きを墨守
長谷川卓也
PC、FX、Kタイなど文明の利器とは無縁なので(不要だから)当方は今だに手書きを墨守している。百円店でA4判400字詰め50枚とじを購入、パイロット社の0.5ミリ芯のDr.Gripでマス目を埋め、コンビニのコピー機で2枚をA4判に縮字、これを先方へ〒送。拙宅から都内へ翌日着く。
元原稿の訂正は字消し(昔は消しゴムといったな)でゴシゴシ。3回以上はスイコーして、コピーした方ももう1回。これはパーカー21の細字用万年筆に仏ウォーターマン社「南海の青」インクで。ボールペンは原則として好きじゃない。
某有名作家はWPから手書きに戻した理由を「WPはスイコーには便利だが、キータッチは文章がフラットになってしまうんで」といった。無論それとは関係ない。