ソフトボール

ソフトボール大会報告

毎日新聞出版 柳悠美

 6月21日、明治神宮外苑でソフトボールの試合が行われた。天候はくもり。前日までの雨で開催が危ぶまれたが、グランドのコンディションを見て、普段より2時間遅れ、15時過ぎにプレイボールとなった。
 先行はエディターズ。3番山上(双葉社)がライトへのヒットで出塁。4番坂本(集英社)、5番奥山(双葉社)がそれぞれファースト、サードへのシングルヒットで続き、6番野間(徳間)はセカンドのエラーで、ランナーがかえり先取点を獲得した。
 対して、ミステリーズは、1、2回の出塁はレフト越えヒットを放った逢坂選手のみだった。雨天で試合が中止になるものと油断していたのか、エディターズの絶対エース山田投手に抑え込まれた。
 ところが、3回裏。八重野選手がレフトへ、続いて吉野選手がサードへのヒットで出塁、続く西上選手の二塁打でランナーが一人かえり、同点になった。その後、2アウト、2・3塁で迎えた小前選手の強烈なセカンドライナーを、エディターズ柳(毎日新聞出版)がめいいっぱい腕を伸ばしてジャンプ! 奇跡的にグラブの中におさまり、なんとかその回を終えた。
 4回表、ミステリーズ吉野投手が打者4人で抑えると、ミステリーズの反撃が始まった。柳(蒼)選手がサードへのシングルヒットで口火を切り、逢坂選手がライトへのツーベースヒット、奥野選手(通称「プロ」)のショートゴロで、追加点が入った。
 さらに、伊東選手のセンターを大きく越える三塁打で一人がホームにかえり、3点目。続く小沢選手もサードへのヒットでもう一人かえした。八重野選手のレフト前ヒットでさらにダメ押しの1点を入れた。ミステリーズはこの回で一気に4点を入れ、5対1とエディターズを大きく引き離した。
 一方、エディターズも強力打線で猛追する。山田、高田(徳間)が続けて出塁、東本(集英社)と山上の連続ヒットで2人が還り、野間のセンターオーバーでさらに2点を取り返した。計4点を獲得し追い上げた。
 5対5と両者一歩も譲らず、5回裏、ミステリーズの攻撃を迎えた。
 河野選手、西上選手がそれぞれセンター、ライトへのヒットで出塁した。小前選手もそれに続き、1アウト満塁で柳選手のヒットで2人がホームへ生還。逢坂選手のレフト越えヒットでもう一点追加した。極めつけは奥野選手のスリーベースヒットで、さらに2点が入った。結局この回、ミステリーズは5点の大量得点でまたまたエディターズを引き離した。
 なんとか点差を縮めたいエディターズは、6、7回でチャンスをつかもうとするが、ミステリーズの堅い内野守備に阻まれ、無得点に終わった。
 試合結果は10対5でミステリーズが勝利した。