ソフトボール

ソフトボール大会報告

角川春樹事務所 寺内梨奈

 梅雨まっただ中。前日は豪雨でしたが、グラウンドの状態は絶好調。爽やかなソフトボール日和になりました。
 十四時過ぎ、明治神宮外苑球場、桜グラウンドには続々とプレーヤーが集まってきました。エディターズのメンバーは初参加の2名を含む13名と最低必要人数9名を大きく上回る強力なプレーヤーたちが揃いました。
 第一試合の先発投手は、ミステリーズ・吉野選手、エディターズ・山田選手。エディターズ先攻でプレイボールです。勢いよく1回表に先制、幸先良く2点先取。しかしその裏、逢坂選手の3ベースヒットと伊東選手のホームランと豪快なバッティングが続き、4点奪取されてしまいます。2回はミステリーズ4球、エディターズ3球と両投手それぞれ三者凡退に抑えるスマートな投球で試合が進む中、3回裏にアクシデントが発生します。今回初参加のエディターズ・松下選手がライトフライの球をキャッチする際に肩を地面に打ちつけてしまい、負傷。見事なプレーを見せ、颯爽と病院へ向かう姿に気力を奮い立たされたエディターズは、その後、より強固なチームワークを見せるか……と思いきや、まったく追加点が入らず。4回裏に大量5点とリードを広げられ、6回を終えてコールドゲームまであと1点の3対12。これ以上の追加点は困る! というところでどうにか持ちこたえ、試合終了。
 第一試合を終え、村山監督から「一球目は見送ろう」という指示が出ます。もちろん一球目から打つのは勢いもあり良いことなのですが、空振りが目立った第一試合に、〝まずはひと呼吸置こう〟という的確なアドバイスが出ました。
 そのアドバイスを踏まえ、気を取り直して第二試合(時間の関係で5回まで)。先発投手は、ミステリーズ・吉野選手、エディターズ・川田選手。ミステリーズ先攻でプレイボールです。1回表、川田選手の好投及びレフト・阿部選手の鉄壁の守りにより1点に抑えます。そして2回裏には、寺内大会初の2点タイムリー。無我夢中で思いきり走りました。しかし3回表から流れが一気にミステリーズへ。伊東選手の2ランホームラン、吉野選手の3点タイムリーと一気に6点奪取されてしまいます。挽回するべく、その裏エディターズ武田選手3ベースヒット、高田選手レフトフライ・タッチアップにより1点追加ともがきます。しかし4回表、ミステリーズに好打順が回ってきました。3番逢坂選手の三遊間ヒット、4番西上選手の一、二塁間ヒット、6番河野選手の2ランホームランと華麗なる攻撃が続き、大きく追加点を重ねます。5回表には村山選手の好捕に一気に場内が沸き上がりますが、最終回(5回)裏を残し、13対7と大きく出遅れたエディターズ。奇跡の大逆転に向けて最後の力を振り絞りましたが2点追い上げたところで、3アウト。13対9で試合終了しました。
 終了間際に、肩に包帯を巻いて病院から戻ってきた松下選手の名誉の負傷を讃えつつ、打ち上げは神宮球場横の森のビアガーデンへ。9月の合宿に向けて、お肉をモリモリと食べ精をつけたのでした。