ソフトボール同好会最終決戦!
角川春樹事務所 運天那美
十一月二十一日(火)十三時、晴天。
雲ひとつない青空に次々と選手が集まりました。九月は雨天のため中止、十月の合宿は台風で中止となってしまい、今日が久しぶりで今年最後の試合です。この日は、日中暑いくらいで絶好の試合日和でした。
同好会の皆さんもソフトボールが恋しかったと見えて、ミステリーズ十五人、エディターズ十六人、総勢三十一人の選手が集結しました。
第一試合目、ミステリーズ先攻で始まります。我らが山田投手(集英社)は絶好調!
一回表、謎の人(試合が終わるまでエディターズの選手たちは誰もその方の名前を知りませんでした……)のライト前ヒットで2点先取から始まります。ミステリーズのピッチャーは、ソフトボール経験者、木内昇投手です。本格的なウインドミル投法を織り交ぜ、エディターズのベンチはざわつきました。
三回裏、似田貝選手(KADOKAWA)の3ベースヒットなどで逆転しますが、四回表、謎の人が見事なホームランを放ちます。ここまでで5対4、五回六回とエディターズは追加点を入れ8対4と大幅リード、そして七回表、また謎の人が……。
気持ちよく諦められるくらい見事なホームラン。しかし、ランナーが出ていなかったので8対5でエディターズが勝利を収めました。
第二試合目、兼田選手(PHP研究所)の強襲ヒット、小林選手(KADOKAWA)のセカンドからホームへのナイスラン、野間選手(徳間書店)のランニングホームランなどで4点。木内選手のセンター前ヒットで1点取り返されますが、山上選手(双葉社)、似田貝選手、兼田選手、奥山選手(双葉社)の強打者メンバーが追加4点、4回表、逢坂選手にピッチャー交代しましたが、勢いが止まらないエディターズさらに追加6点。4回裏、山田選手がセカンドライナーをみごとにキャッチ。
あれよあれよと14対1。ざわつくミステリーズ。その後ミステリーズのゴリ押しにより、五回はやめて、四回コールド勝ちで勝利しました。
すぐさま逢坂選手がトレードを希望、エディターズの要・山上選手と逢坂選手が入れ替わり三回だけの三試合目が始まりました。
謎の人の2ベースヒットからのスタート。
なぜか1番ばかりの人です。もしランナーが出ていたらと、毎回ベンチでぞっとしていました。
木内選手のピッチャーライナーを高田選手(徳間書店)がみごとにキャッチ。西上選手の内野安打で1点先取。兼田さんのライトのライン際を抜ける3ベース、似田貝さんのナイスランで逆転2点。二回表、ベテラン奥山選手のエラーと坂本選手のナイスランで1点取り返され、トレードした山上選手の鉄壁の守りにより1対3で敗北しました。
隣にいた逢坂選手に村山監督(徳間書店)が「三連敗ですよ」と言われると「そ~か? ずっと今日はエディターズにいなかったっけ?」と返答。お茶目な方です。
というわけで、結果2対1で今年最後の試合はエディターズの勝利で終わりました。
山上選手3連勝、逢坂選手3連敗、奥野選手(謎の人のお名前です。イケメン俳優さんでした)ホームラン2本とサイクルヒット、おめでとうございます。
また来年も楽しく試合したいです(って、今回私は見学してただけでしたが……)。