ソフトボール

第八十一回ソフトボール大会

伊東潤

 初夏のような暖かさに包まれた三月二十九日、2018年の第一回のソフトボール大会が開催された。
 昨年、三度目の打点王を獲得できたと知り、俄然やる気になった私だが、寄る年波には勝てず(現在57歳)、六割から七割は打っていた数年前のような打撃ができずに苦労している。
 思えば私が初めてソフトボールに参加したのが2011年なので、かれこれ8シーズン目になるが、ミステリーズはその頃のメンバーとさほど変わりはないので、平均年齢だけが高くなり、戦力が向上することはない。
 それでも2015年までは、エディターズと五分かそれ以上の勝率を挙げていたが、2016年ぐらいから勝てなくなった。
 というか惨敗するようになってしまった。
 今回の二試合も、エディターズがよく打ち、完全に力負けしてしまった感がある。
 だが言い訳はできない。今回の二試合はエディターズ最年長で64歳の山田氏(元集英社)が攻守ともに大活躍で、連勝を支えたと言えるからだ。
 地元のクラブチームで、ソフトボールを毎週やっているだけあり、打撃も守備も格段に進歩しており、年齢のせいにしてはいけないと痛感した。本当に素晴らしい。
 さて試合だが、第一試合は私の先制ホームランでリードしたが、結局、逆転されてしまい、現実を思い知らされた。
 第二試合も、語る必要もないほどの一方的な試合になってしまった。
 緊迫感のある接戦さえできないことが歯がゆく、勝った喜びも味わえなくなったので、モチベーションは下がっている。
 どなたか若い作家やクリエーターで、ミステリーズの窮状を救おうという方がいらしたら、ぜひ参加してほしい。
 明日のミステリーズは、あなたたちの肩に掛かっている。