将棋同好会職団戦参加報告
11月4日、千駄ヶ谷にある東京体育館で第126回職域団体対抗将棋大会が開かれました。
推協将棋同好会にとって初めての大会参加です。
前日には、新宿のレンタルルームを利用して練習会を行いました。葉真中顕さん、和泉桂さん、七月隆文さん、橋本長道に新会員の小前亮さんも参加し、終始和やかな雰囲気で対局が行われました。明日に備え、気合は十分です。
当日集合時間。千駄ヶ谷駅前と東京体育館前にはほうぼうに人集りができていました。というのもこの大会、408ものチームが参加しているというのです。なんたる盛況ぶり。出版社からも多くのチームが参加しており、会場内で出会うと頭を下げ、あいさつを交わしました。
我々、推協将棋同好会はFクラスでの参戦。職団戦は5人1チームでの団体戦です。
一回戦の相手は「木村義肢製作所」。対局前は和やかに談笑していましたが、始まればみな真剣な顔付きに変わります。
結果は4‐1で推協チームの勝利。葉真中顕さん、西上心太さん、大滝瓶太さん、橋本長道が勝ち星を挙げました。七月隆文さんは敗れたものの強者相手に大善戦。
グループLINEでの一回戦突破の報告に参加できなかった会員たちから祝福の言葉が飛びかいました。
二回戦の相手は「JFE(2)」。
結果は1‐4で推協チームの敗退。
二歩負け、逆転負けなど惜しい対局もあり、まだまだ上を目指せる感触の内容でした。
補欠として参加した和泉桂さん、門脇弘典さんは試合に出場はできませんでしたが応援と観戦とで支えてくれました。
対局中には推協チーム内でもファンの多い木村一基九段が観戦に来られるという一幕も。対局に夢中で気付いた選手はいませんでしたが嬉しいサプライズでした。
終了後は取材に入っていた東京新聞の樋口薫記者と朝日新聞の杉村和将記者からインタビューを受けることに。(後日、東京新聞朝刊、朝日新聞夕刊に記事が掲載されました)
将棋とミステリーを絡めての受け答えに熱が入ります。
葉真中さんから「将棋とミステリーは似ている」との名言が飛び出すと、思い当たる節があるのかみな頷いていました。
存分に語り終えると、同じ千駄ヶ谷にある新将棋会館と棋の音を見学してから打ち上げに繰り出します。
全力で将棋を指した後、将棋と小説の話をしながらのお酒が美味い! これも大会参加の醍醐味です。
将棋に取材に親睦にと充実した一日でした。
将棋同好会では、作家・編集者を対象に常に会員を募集しております。
観る将、初心者から有段者まで、それぞれのペースでゆるく楽しめる会です。
5月に開催の職団戦にも有志で参加する予定です。
興味のある方は事務局へご一報ください。