第二十四回麻雀大会の報告
小沢章友
せんだっての一月二十六日の土曜日、日本推理作家協会主催による、恒例の第二十四回親睦麻雀大会が開催された。場所はいつも通り銀座一丁目にある「柳」本店。午後二時に三十二名が集まっての開始となったが、大会委員長の井沢元彦氏がインフルエンザで無念の欠席というアクシデントがあり、開会の挨拶はこれまで三度の優勝を誇る権田萬治氏によっておこなわれた。公平を期して、来場順に八卓に分かれ、あわせて四回戦となるゲームの初戦がまず始まった。
当日の出席者は、敬称を略して、協会員の新井政彦、伊東潤、大沢在昌、河野治彦、権田萬治、嵯峨野晶、庄村敦子、鳥羽亮、内藤みか、西上心太、誉田龍一、皆木和義、桃さくらに加えて、鎌田雄介、薩田博之、橘佐保。助っ人として、柳瀬清子、深尾征子。
賛助会員として、角川書店の宍戸氏、小林氏、三宅氏、講談社の里村氏、塩見氏、光文社の礒江氏、集英社の野村氏、山田氏、伊藤氏、岩田氏、徳間書店の吉川氏、村山氏、双葉社の萩原氏。
三回戦が終わり、夕食の寿司をつまみ、最終戦がおこなわれたが、総合優勝第一位の栄冠を獲得したのは、権田萬治氏だった。それまでの三戦すべてをトップで突っ走り、その勢いのままにゴールインし、前人未到の「V4」という、驚嘆すべき栄光の座を勝ち取ったのである。
二時から七時まで五時間におよんだ激戦を終え、大沢在昌氏が大会の締めをおこなったあと、参加者全員に賞品が授与された。優勝者の権田氏は三度もらったことのある黄金のトロフィーを受け取り、一位賞品である最新のiPadRatinaを手に、晴れやかに優勝の弁を語った。二位以下にも、スピーカ付ウォークマンやワンセグ付ポータブルDVDプレーヤー、デジタルカメラ、圧力鍋、体組成計、防災グッズ、さらには各社から寄贈されたワイン、ウィスキィ、旅行券、ポスターなどの豪華賞品が贈られた。
ベストテンは、以下のとおりである。一位、権田萬治。二位、柳瀬清子。三位、小沢章友。四位、村山昌子。五位、庄村敦子。六位、桃さくら。七位、薩田博之。八位、塩見篤史。九位、新井政彦。十位、三宅信哉。(敬称省略)
なお麻雀大会は来年も一月の最終土曜日に開催される予定であり、我こそはと思われるかたは、ふるって参加くださるようお願いしたい。