第七十一回親睦ソフトボール大会観戦記
青木千恵
四月二十五日、第七十一回親睦ソフトボール大会が青山運動場にて開かれました。春の陽光が差す絶好のスポーツ日和でしたが、出版業界は連休前で忙しいのか、参加者はミステリーズ八人、エディターズ十人でした。
今回のポイントを挙げると、①伊東夫人(伊東選手の奥さま)の3塁打、②講談社・松下選手がはだしでプレー、③逢坂選手が用事で途中欠場--などです。常在のポイントは後述します。試合経過をみてみましょう。
一戦目、両チームの先発は、ミステリーズが私(青木)、エディターズが山田選手。ミステリーズのエース、吉野選手がお休みになり、逢坂選手じきじきの講義を十分ほど受講し、私が登板しました(ついでに観戦記も書きました)。1回にそれぞれ1点をとり、ひきしまった試合展開になりました。
人数少なめの今回は、推協・橘さんにも出場してもらったため、一チーム分のスコアしか残っていません。ワンサイドの資料からみると、一戦目ミステリーズは、小沢選手兼監督によるローテーションが功を奏したようです。1~6番が小前、小沢、逢坂、伊東、西上、延澤と頼れる布陣。首尾よく1番から始まった5回表、1~6番の打線がつながり4-1に。6回裏エディターズが1点返しましたが、打順が上位に回った7回表、逢坂選手の安打と伊東選手のホームランが飛びだし、一試合目はミステリーズが勝ちました。
二戦目は、西上選手が、マウンドに立ちました。すると、西上選手が試合前に懸念したとおり、エディターズ打線が火を噴きました。1回表に11点を先取。ミステリーズは1回裏、小前選手が俊足で出塁、延澤選手の2塁打、西上選手の犠飛で2点返しましたが、2回表に2点追加され、13-2の2回コールドでエディターズの勝利。この試合で、「ダブルアウトは集英社との打ち合わせどおり」と、逢坂選手が謎の言葉を呟いたのです。
三回戦を行うことになりました。PHP研究所・兼田選手が帰社し、少し前に謎の言葉を呟いた逢坂選手が用事で途中まで(③)のため、混成チームを作りました。山田選手と小沢選手がほしい選手をピックアップ。ちなみにドラフト一位は双葉社・山上選手でした。結果は、山田チーム1-10数点小沢チームの5回コールド。特筆すべきは、5回裏に起きた伊東夫人の3塁打です(①)。また3戦通じて、文藝春秋・笹川選手のファースト堅守が光りました。落とさない!
もうひとつは、講談社・松下選手が、はだしでプレーしたことです(②)。足にマメができてスパイクを脱ぎ捨てたのではなく、人工芝で使用できない、スパイクを持ってきてしまったからだそうです。久しぶりに出場した講談社・河原選手とのやりとりもユニークでした。恒例の出来事としては、講談社・佐藤選手の強打者ぶりと、集英社・飛鳥選手と田島選手、文春・笹川選手と本川選手がエディターズの平均年齢を下げていた点です。
エディターズの若返りに対し、ミステリーズはメンバーの固定と高齢化が進んで、参加者募集中です。男女問わず。観戦もOKですので、ふるって遊びにおいでください。