会員・藤子不二雄A氏
会員の藤子不二雄A(本名・安孫子素雄)氏が四月七日に亡くなられた。八十八歳。藤子氏は一九三四年富山県氷見市生まれ。高岡市に転居後に藤本弘(藤子・F・不二雄)氏と出会い、漫画の合作を始める。富山県立高岡高校在学中に「天使の玉ちゃん」(五一年)でデビュー。卒業後富山新聞社に入社。五四年に退社し、藤本氏と上京し、藤子不二雄名義で執筆活動を始める。六四年から「週刊少年サンデー」で連載が始まった「オバケのQ太郎」がヒットし人気漫画家に。それ以降は藤子不二雄名義を使用していても、合作ではなく、それぞれ単独で作品を描くようになった。八七年にコンビを解消し、現在のペンネームを名乗る。
児童向けの漫画だけでなく、大人向けの漫画も多く手がけている。また柏原兵三の「長い道」を漫画化した「少年時代」を手がけ、九〇年には企画・制作者として同作の映画化に関わった。
代表作は「忍者ハットリくん」、「怪物くん」、「笑ゥせぇるすまん」、「プロゴルファー猿」、「まんが道」など多数。アニメ化された作品も多い。
二〇〇五年に全作品に対して日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を、一四年に「まんが道」と「愛…しりそめし頃に…」で手塚治虫文化賞特別賞を受賞した。また〇八年には旭日小綬章を叙勲している。
児童向けの漫画だけでなく、大人向けの漫画も多く手がけている。また柏原兵三の「長い道」を漫画化した「少年時代」を手がけ、九〇年には企画・制作者として同作の映画化に関わった。
代表作は「忍者ハットリくん」、「怪物くん」、「笑ゥせぇるすまん」、「プロゴルファー猿」、「まんが道」など多数。アニメ化された作品も多い。
二〇〇五年に全作品に対して日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を、一四年に「まんが道」と「愛…しりそめし頃に…」で手塚治虫文化賞特別賞を受賞した。また〇八年には旭日小綬章を叙勲している。