新年会開催
恒例の新年会が一月二十八日(月)午後六時より、飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて開催された。
道尾秀介事業担当常任理事の司会により挨拶に立った今野敏代表理事は、「明けましておめでとうございます。年々パーティに参加する人が減って苦しい状況だ。特に作家の参加が多くない。今年は参加者を増やす新たな試みとして、昨年デビューした新人を紹介する時間をとった。こういうチャンスをものにして、生き残っていただきたい。もっともっと楽しいことを発信していくと物事は活性化していく。本も売れるし出版社も生き残れる。楽しみ方が足りないとだんだん凹んでくる。今日は目一杯楽しみたいと思う。皆さんもお楽しみ下さい」と年頭の言葉を述べた。続いて東野圭吾氏の発声によって乾杯。二百名を越す参加者で会場は賑わった。
開宴からしばらくして、今野代表理事の挨拶にもあったように、新企画である近年デビュー作家紹介コーナーが始まった。大沢在昌幹事の紹介により、一人ずつ壇上に立ち、作品のアピールやこれからの抱負などを短い時間の中で簡潔に語っていった。パーティ参加者たちはその様子を真剣に聞き入っていた。
登壇した新人作家は以下の十一氏(五十音順、敬称略)。赤松利市(第一回大藪春彦新人賞)、犬塚理人(第三十八回横溝正史ミステリ大賞優秀賞)、井上ねこ(第十七回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞)、岩井圭也(第九回野性時代フロンティア文学賞)、倉井眉介(第十七回「このミステリーがすごい!」大賞)、斉藤詠一(第六十四回江戸川乱歩賞)、酒本歩(第十一回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞)、田村和大(第十六回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞)、辻寛之(第二十二回日本ミステリー文学大賞新人賞)、名倉編(第五十八回メフィスト賞)、八島游舷(第九回創元SF短篇賞)。
会場の一角には新人作家たちの作品や見本が置かれ、パーティ参加者たちの多くが注目していた。
その後も午後八時の散会まで歓談は続いた。
なお当日、下記のご寄付をいただいた。
記
KADOKAWA ウイスキー
幻冬舎 ウイスキー
講談社 焼酎
光文社 ウイスキー
実業之日本社 ウイスキー
小学館 ウイスキー
東京創元社 日本酒
双葉社 ウイスキー
毎日新聞出版 シャンパン