近況

「肝機能の驚異的な改善」
糖尿病対策その2

鈴木周平

 2011年より糖尿病の治療で、定期検診を受けてきたが、昨年10月に、今、流行りの「主食を抜けば糖尿病はよくなる!」江部康二著、(文春文庫)に書かれていた糖質制限食療法を実践してみた。もちろん主治医(日赤神戸)の了解を得て、11月13日から12月28日までの42日間と限定されてのことだった。
 その結果は、予想を超えた驚異的なものだった。
 11月時点でのHbA1cが5・8→5・3に、γーGTPが97→51に、GOTが68→26に、GPTが97→51に改善されていた。その他、総コレステロールもよくなっていた。
 当初の医師の話では「民間療法」と、疑問視していたが結果を見て衝撃を受けた感触があった。勿論、小生も半信半疑で結果を聞いて、改めてこの治療法の効果に驚いた。
 具体的には、従来の「カロリー重視」から「糖質制限」へ切り替えるだけである。
 主食の米飯をやめ、麺類とパン食もやめた。さらに芋類やカボチャ、蓮根などもやめた。
 そして著書に記された通り牛乳やヨーグルト類もやめただけである。逆に従来は我慢してきたトンカツや天麩羅にステーキなどの肉類などは気にせずに食べることができた。それで42日間でこの成果である。血液検査のすべての項目で「要注意」が消えた快感は無上のものがあった。糖尿や肝機能でお悩みの方は一読されることをお勧めしたい。