9月ソフトボール大会報告
中央公論新社 金森航平
九月二十四日(火)。予報を見る限り天気は持つかと思われたが、雨男である私がグラウンドに足を踏み入れた瞬間、土砂降りの雨が降り出した。選手達は集結済み。このタイミングで中止になれば、今回の幹事である私の責任が問われる。そうなれば吹けば飛ぶような若輩の私など、すぐにこの業界にいられなくなるのではないか。そんな思いが通じたのか、雨は次第に止み、水はけ最高の青山運動場も底力を発揮し、無事開催と相成った。(会員の皆さま、ソフトボール同好会はそんなに怖いところではありませんので、どうかお気軽にご参加ください)
先攻はエディターズ。田島(集英社)、似田貝(KADOKAWA)、坂本(集英社)、野間(徳間書店)選手の強力打線が爆発し、初回から四点を獲得した。対するミステリーズも小前、逢坂、伊東、鈴峯選手の活躍で一点を返すも、二回ではエディターズがさらに二点を追加。以降、山田投手(集英社)の魔球とチーム一丸の守備により、二回、三回を無失点に抑えた。
四回で牙を剥いたのがミステリーズ。元・推協アルバイト職員(現・徳間書店)角田さんの妹で、現役でソフトボール部に所属する角田千佳選手が助っ人として打席に登場する。年齢は驚異の十四歳。中学生まで助っ人に呼ぶ、どこまでも勝ちに貪欲なミステリーズである。おじさんたちとは明らかに違う身体のキレを見せる千佳選手の活躍で、ミステリーズは二点を獲得。守備でもファーストを守る木内選手との連携でアウトの山を築く様子は、「ソフトボールの教材を見ているようだ」との声が上がるほど見事だった。
迎えた最終七回、エディターズの打席に立ったのはこちらも助っ人。当日、試合の模様を取材に来ていただいていたYouTubeチャンネル「Bundan TV」の渡辺選手が好打を飛ばす。GoProを装着しての快走は、さぞ素晴らしい画が撮れたことと推察される。続く高田(徳間書店)、運天(角川春樹事務所)選手の活躍も光り、結果は十三対三でエディターズの勝利に終わった。
いつにも増して運動量の多い試合となった後は、打ち上げでビールと中華料理を大量摂取し、消費カロリーを取り戻す。天気には恵まれなかったものの、非常に気持ちの良い一日となった。
なお試合の模様は、YouTubeチャンネル「Bundan TV」にて十月十日(木)に公開予定とのことです。皆さま、ぜひぜひご覧ください!