新入会員紹介

入会のご挨拶

霜月セイ

 この度、日本推理作家協会の末席に加えて頂くことになりました霜月セイと申します。
 入会におきまして、ご協力頂いた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
 まず軽い自己紹介として……最初に受賞したのが14年度の集英社「少年ジャンプ小説新人賞」でした。結果は特別賞で、書籍化することはできませんでしたが、思えば、これが始まりだった気がします。
 余談ですが、この時のペンネームは「鳴海エノト」だったりします。

 その後、17年度「角川スニーカー大賞」にて特別賞を頂き、これが自分にとっての初めての商業作品となりました。
 スニーカー文庫さんでは、デビュー作含めて2冊出させて頂きました。

 さらに、その後、集英社みらい文庫「編集Kの1章だけ大賞」で期待章を頂き、児童文庫作家としてもデビューできました。
 今現在、刊行している作品は上記の3作品となります。その他ですと、声優さんの番組の朗読コーナーの脚本や、ゲームのシナリオなどで活動中です。

 他ですと、色んなものに興味があり、刀剣や殺陣、侍と文豪のような和風の美しくて格好いいものから、アフタヌーンティーや西洋陶器、薔薇園のような洋風の華やかな美しさにも惚れ込み、「これが好き」と思ったら追求してしまう所があり、思い立ったが吉日精神でよくフラッと色んな所に出向くことがあります。

 ちなみに、今はヌン活にはまっています。

 ミステリー作品はまだ出せていませんが、いつか世に出したいと思っております。
 特に、自分はミステリードラマが好きで、ほぼ毎日のように観ています。浅見光彦シリーズが特にお気に入りで、小学生の頃は「作家になれば、浅見さんみたいな生活ができるのか?」と思っていた時期もありました。

 ミステリーでは、刑事さんやちょっと癖のある探偵さんが活躍する話もあれば、教師や作家、教授、さらに最近ではオカルト系も絡めた作品など幅広く、これはミステリーに限りませんが、時代によって解決するキャラクターも変わり、終わりのないモノだと思っております。

 ミステリーやサスペンスドラマですと、1~2時間ほどで事件が起きてから解決、さらに登場人物たちの生い立ちにも触れ、全てが綺麗にまとまっていないといけないため、完成度の高さが要求されるジャンルであり、そこに独特な言い回しや詩的な台詞なども入り、大変美しいジャンルだと思います。

 自分はまだ本当に書きたい作品をまだ作れていません。今後、色んな作品や人に触れて、心から「これが自分の代表作だ」と言える作品を生み出したいと思っております。

 今までライトノベル、児童文庫などジャンル問わずに活動してきましたが、今後はさらに幅を広げていきたいと思います。
 目指すは、全てのジャンル……オールラウンダー作家です。

 目標がいっぱいで、やることいっぱいで、大変なこともいっぱいだと思いますが、命続く限り挑戦あるのみ―オールラウンダー作家目指して、日々精進いたします。

 今後ともよろしくお願いいたします。