ゴルフ

たなからぼた餅(時節柄・おはぎ?)優勝

講談社 里村孝人

 第39回日本推理作家協会懇親ゴルフ大会が9月16日、千葉県の姉ヶ崎カントリー倶楽部で行われました。
 推協の会報を見返しますと前回の開催が2019年1月でしたので実に3年以上経過しての懇親ゴルフ会です。
 秋の彼岸の1週前ながら、まだ半ズボン着用率が高いくらいの陽気で迎えました。
 会場である名門・姉ヶ崎カントリー倶楽部は、メンバーの稲葉稔先生のご手配で使わせていただきありがとうございました。
 総勢18名の参加者で、東コースOUTスタート3組11人、INスタート2組7人にわかれてのプレイ開始。
 自己紹介が遅れてすみません。優勝させていただきました里村と申します。
 まさかの優勝となり戸惑っておりますが、その経緯はのちほど。
 わたくしは、IN開始の2組目、大沢在昌先生、双葉社の中堂龍介さん、集英社の江口洋さんと同組でご一緒いたしました。
 まず、大沢さんは手首にサポーターを付けられて本調子ではなく、痛みと折り合いをつけながらのシブいお姿、カッコよかったです。江口さんは、別のゴルフ会でも進境著しい成果をおさめられていて、その勢いを維持され前半から6打、縮められました。
 そして中堂さんは、ドライバーの圧倒飛距離を最大の武器にして100を切るスコアでした。
 途中、中堂さんのあるはずのボールを同組のわたくしらも見つけられなかったのが心残りです。
 水平賞は、柚月裕子先生と薩田博之さん、ブービー賞の庄村敦子さんは、前半のスコアから後半11打も少なくマークした大波賞も獲得。ニアピン賞は、ケガから復帰第一戦となった徳間書店の野間裕樹さん、柚月先生、そしてKADOKAWAの山田剛史さんと齋藤謙さんがコールされた時に、会場内がざわついたように感じたのはわたくしの気のせいだったでしょうか。
 さて、わたくしに優勝が転がり込んできました理由は「ゴルフコンペあるある」の結果でして……。
 終了後スコアが集計された結果の第一報では、作家の平沼正樹さんが第1位、2位は中堂さんでした。ですが、平沼さんは今回初参加でしたので、初参加のかたは、優勝権利なしという協会ルールに則り、ランクダウン。ならば、2位の中堂さんが繰り上がるはずが、中堂さんの持ちハンディキャップ数が実力に対して多すぎるのではないかと物言いが入り、これまたランクダウン……。
 なんと3位だったわたくしが優勝となった次第です。
 まさに「タナボタ」で頂戴した立場で、申し上げるのもなんですが、次回以降は、「初参加は、優勝権利なし」の周知徹底及び、各ハンディキャップにつきましては当日開始前の注意事項の説明前までに、出場メンバー全員で合意に至っているとよろしいかと存じます。